FF7リメイクの世界観がシュールすぎる。剣と魔法とサラリーマン
2021/10/31
記事内に広告を含みます。
FF7Rをクリアしました。
想像を超えて良かったです。
特筆すべきなのがその世界観。
日本のような、アジアのような、欧米のような、サイバーパンクなテイストもある独特な風景に魅了されました。
グラフィックも緻密に描かれており、没入度が高かったです。
でもいろいろな要素が化学反応を起こした結果、シリアスな笑いが発生しているところが結構多かったです。
今回はFF7Rのシュールすぎる世界観の一端を紹介します。
ここが変だよミッドガル
電車に乗る大剣背負ったお兄さん
まずはこれ。
誰もが突っ込んだであろう、序盤の場面。
私も初見で驚いたんですが、FF7の世界ってスーツ姿の一般サラリーマンが存在するんですよ。彼らは普通に電車に乗って、会社に通勤している。
前情報なしでプレイしたのでほんとびっくりしました。てっきり皆クラウドやセフィロスみたいなファンタジー系の格好ばかりだと思ってました。
なので、彼らが同じ画面に収まるシーンは、違和感が凄まじいことになってます。
一般リーマン、そりゃこんな顔にもなるわ。なんで片腕ガトリングの大男がいるんだよと。
このシーン、シュールすぎて初見で笑ってしまいました。
山手線で同じ車両にコスプレ集団が乗ってきたみたいな感じですよね。銃刀法違反だし。
でもこんなのは序の口。
FF7Rではこういう場面が山ほどあったぜ…。
閑静な住宅街。一人娘はテロリスト
こちらはスラムの上空にある、やや裕福な人々の住むエリアです。
個人的にかなり好きな町並み。
現代日本風の戸建てが並んでる中に、でかいパイプラインが走っていて、知っているはずなのに新鮮な風景です。
で、そこに現れたのが大剣ノースリーブのこいつです。
うーん変質者。
仲間たちも明らかに服装がおかしい。
コミケ帰りかな?
いいえ、彼らはテロリスト集団「アバランチ」です。これからジェシー(ポニーテールの紅一点)が企業に不法侵入して、爆弾を窃盗する流れです。
不法侵入前にジェシーの実家にやってきました。
ジェシーはこの地区の育ちで、親父は大企業勤務という裕福な家庭の出です。これから押し入り強盗するのは父の勤める会社です。
実家に立ち寄ったのは、親父のカードキーを盗むためです。
遅い時間に連絡もなく突然訪れ、ついでにメシも食っていく。犯罪前の腹ごなし。母はもちろんそれを知りません。
お母さんはいかにも一般女性という見た目です。
対して娘はというと…
馬鹿みたいな格好をしています。
鉢巻なんか巻いて、謎のアーマー着て…なんて格好をしているんだお前は。
仲間たちも、みんな馬鹿みたいな格好をしています。
しかもテロリストです。
繰り返しになりますが、これから不法侵入と盗みを働きにいきます。
冷静に考えると、とんでもない親不孝者ですよね…。ほんとなにやってるんだお前は。
一方クラウドは、別行動で家に侵入。
家の内装が、現実と変わらないので、めちゃくちゃ浮いている。
コミケの早朝出発前かな?
寝室ではジェシーの父が寝ています。
枕元にこんなやつ立ってほしくない。
シュールさの極致。一般企業にドキドキ潜入編
ストーリー後半。
クラウドたちは、悪の大企業に侵入。
この企業がまあ、日本の大手IT企業といった感じなんですわ。
デスクにPC。
つまれた書類にペットボトル。
これただの現実やないか。
とても「ファイガ!サンダガ!」とか言ってる世界とは思えません。社員をケアルしてやれ。
日々の仕事に取り組む、スーツ姿の一般社員たち。
そして、そこにやってきたのが…
我らが変態コスプレ集団クラウド一行です。世界観がバグってるよ!
このステージは、シリアスな笑いのオンパレードでした。あまりにも世界観がかけ離れていて、笑いっぱなしでしたね…。
ロビーの大型モニターで、一般社員とニュースに見入るコスプレ集団。
うしろの社員から
(こいつらなんだ…?)みたいな視線がつき刺さります。
「君たちは 警備兵か?」
いいえ、アバランチです。
囚われた仲間を救出しに来ました。職業はテロリストです。
「話しかけないでくれるか」
突然おかしなノースリーブの不審者に話しかけられ、困惑する社員。
背中に大剣背負ってるし、明らかにやばい人です。ここの戦闘服はスーツなんだが???
一緒にジュースを選ぶな。
クラウド一行、男子トイレへ。
トイレも今風なので、めちゃくちゃ浮いてる。便座はウォッシュレットついてそうなやつでした。
協力者の一般社員。
今作のすごいところに、顔グラのキレイさがあります。モブの顔も、主要人物ほどといかなくても、結構作りこんであります。
この社員、すごく現実にいそうな顔をしてるんですよね…。毎日オフィスグリコ利用してそう。っていうか、もうスクエニ社員にモデルいるだろこれ…
お洒落な社員食堂。
サイバーエージェントとかにありそう。
レジで注文するクラウドさん。
クラウド「フラペチーノのトールサイズで頼む」
お前が飲むのはポーションだろ。
椅子はインタラクティブなオブジェクトになっており、触ると跳ね飛ばせます。
ばっちり場を荒らすクラウドさん。暴ランチ。
ブラブラしていると警備兵が登場。
あわや憩いの社員食堂で、剣と魔法の大乱闘かと思いきや…
「大丈夫 同期のクラウドだよ」
同期のクラウド!?!?!www
字面のインパクトがすごいです。同期の山本とかならわかるけど、同期のクラウドはそうそういない。
なにを隠そう、クラウドさんはここの元社員でもあります。
そして昔の同僚との突然の再会に、クラウドさんはといえば…
うっ…頭が…!
なにかのトラウマがフラッシュバックした模様。急に頭痛を感じるクラウドさん。この後、挨拶もせずにその場を立ち去ることに。
ブラックな職場だったのかもしれません。こういうこともあるよね…。皆さんも仕事で病む前に、転職を考えましょうね。
世界観のシュールさがFF7リメイクの魅力だ
先述したように、私は今作が初FF7シリーズです。まさかこんな世界観だったとは…。
本リメイクでは原作を結構忠実に再現しているらしいので、原作もこんな感じだったのかもしれません。
でもグラフィックがリアルになった結果、不自然さがマシマシで、シュールなシーンが爆誕したようです。
ガラス一枚隔てただけで違う世界のよう。
頭を抱える一般社員と、大剣ブンブンしてきた人が同じ世界に同居するFF7。
続編も見逃せません。
マジで楽しみです。