遊戯王OCG界隈の独特な言い回しや専門用語について【解説】
2024/07/21
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遊戯王マスターデュエルで、10年ぶりに遊戯王に復帰しました。
今回は私が復帰後に知った、遊戯王界隈で使われる独特な表現・専門用語を集めてみました。それぞれ簡単な解説も入れています。
昔は使われてなかった用語がいっぱいあって面くらいましたが、ひと月ほど経った今は馴染んできました。
外野の感覚が残ってるうちに書き残しておこうと思います。なにげなく使っているその言葉、結構独特ですよ。
遊戯王の独特だと思った専門用語
札
カードのこと。
防御札、対策札といった使われ方をしている。カードは確かに札である。
漢字にするのは、なんとなく和な玄人感があっていいと思う。中国っぽい感じもするが、向こうではカードは「卡(カー)」らしい。
盤面
フィールドのこと。
布陣。手札や墓地を含む場合もある。
「このデッキの最終盤面は~」「相手の盤面が強かった」といった形で聞く機会が非常に多い。
初見ではチェスなどのボードゲームっぽい印象を受けた用語です。現代の遊戯王はソリティア性が加速し、昔のような散発的な小競り合いというかは、まさに盤面というべき強固な布陣のぶつけ合いの様相を呈しています。
まくり(捲り)
不利を覆すこと。
「相手の盤面めっちゃ強かったけど、なんとか返しのターンでまくり返した」といった形で使われる。
面白いと思ったのが、いわゆる「まくり札」の存在。これは発動条件で、明確にまくり用途だというカードが存在します。
たとえば「ライトニングストーム」。非常に強力な効果を持つ魔法カードですが、自分の場にモンスターがいない場合しか発動できません。必然的にピンチ時のみに使われる逆転の「捲り札」というわけです。
貫通
攻撃力が相手の守備力をこえた分だけダメージを与える効果のこと
……ではなく、現在は「手札誘発カードで妨害されても、ある程度そのまま展開継続が可能」という意味でもっぱら使われている。
「ここで妨害くらっても、墓地効果で貫通できる」といった具合です。
「貫通札」という使われ方もします。
例えば、おろかな埋葬を相手に無効化されても、もう一枚あった別のカードですぐ同じことができる場合、このもう一枚のほうを貫通札と呼ぶようです。バックアップ手段って感じでしょうか。
「貫通」は、個人的に最も違和感のある俗語です。貫通っていうと、ぶ厚い壁を貫く弾丸のイメージですが、誘発の妨害を貫くという意味で広まったのでしょうか。そもそも誘発って、壁ってイメージがないんですよね。慣れてきたけど、まだ違和感があります。
ケア
相手の妨害カードを想定して注意対策すること。
うららケア、ニビルケアといった形で使われます。汎用的な手札誘発カードを仮想敵にしているケースがほとんどです。
これらは一発食らうと致命傷になるほど強力なカードが多いため、常に注意を向けておく必要があります。
裏目
よい結果を期待してやったことが、逆に不都合な結果になること。
界隈ではなぜか妙に使われている言葉です。「この展開には、〇〇っていう裏目がある」とか「このカードに妨害するのは7割裏目」というふうに、あまり一般的でないような使われ方をしていて、個人的にわかりにくい用語です。
上ぶれ、下ぶれ
運の良さ悪さのこと。
「手札の上振れが大きいと、この盤面にさらにモンスター並べられる」「下振れ展開」といった感じ。
1枚初動
デッキが回りだす始動となる1枚のカードのこと。2枚初動とかもよく聞きます。
手札ゼロから1枚のカードだけで、フィールドにモンスター複数+手札4枚とか誇張抜きにいったりするんだからほんとたまげたカードゲームです。
最近みたこの動画の状況がすごかったです。
握る
手札に持っていること。デッキを使っていること。
前者は「相手の上ぶれやばかったけど、うらら握ってたから勝てた」
後者は「次の大会、ガチデッキを握る」というふうに使われるのを見ます。
結構独特な用語だと思います。
なんとなく握りしめた手汗があってくさそうなイメージ。
剥く
カードパックを開封すること。「開ける」よりも謎の玄人感がある。
紙のカードパックは、上部の穴からばっと左右にバナナみたいに剥ける。
YP
遊戯王プレイヤーの略。遊戯王カードをやっている人のこと。
SNSのプロフに書いてる人が結構いる。知らん人はなんのことかまったく予想できないほどの省略ぶりなので、知っている人同士の符丁みたいになっていると思う。たしかに「遊戯王やってます!」とかだと長いもんな。