遊戯王MD:ラグ誘発読みの基本と対策(おすすめ設定)
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遊戯王マスターデュエル関連の記事です。
マスターデュエルには、オンラインゲームの特徴を逆手にとった、非常に重要なテクニックがあります。
それがいわゆる「ラグ読み」というやつ。
行動時に発生するラグのタイミングによって、相手の非公開カードをある程度予測することができます。
中級者以外は誰でも自然にやっているし、想像以上に勝率に影響する重要テクニックです。できないと普通に不利なレベル。
今回は初心者向けに、ラグ読みの方法を紹介します。
Contents
ラグ読みとは?
優先権の移動で、相手の場が光る
マスターデュエルでは、自分の行動中に相手のフィールドがピカッと赤く光る演出があります。
こういうやつ。
このラグが起こっている時、相手の画面には、下のような確認画面が出ています。
OCGルール的にいうと、「優先権の移動」が起こっています。
紙のOCGだと
モンスターを召喚します。なんかチェーンとかありますか?
ちょっと待ってください。考えます
(罠を発動すべきか…?)
この「ちょっと待ってください。考えます」を可視化したものと言われてます。
光るタイミングで予想ができる
マスターデュエルでは、この確認画面は「そのタイミングでチェーンできる時」にしか出ません。
つまり、相手の画面が光る=自分の行動にチェーンできる何かを相手が持っているということになります。
よって、自分のどの行動に対して相手の画面が光ったかによって、何を持っているのかがある程度予想できるわけです。「手札が透ける」なんて言われたりもします。
増援を発動!デッキからサーチします
あ、ちょっと待って!考えます(ピカッ)
おっ、サーチに絡むということは、灰流うららかな?
本命を通す前に、囮となるカードを使って光るかを確認する「手札誘発チェック」を行うのも有効です。
ラグ読みって意味あるの?
めちゃくちゃ意味があるし、とても重要です。勝敗に直結する場合もあります。
相手がどんな誘発を持っているのか予想できれば、プレイングでも活かせます。
囮で誘発を釣ったり、発動条件を満たさないようケアしたりできます。
誘発がありそうだな。先に別のカードで誘い出すか
では次に、どうやって相手の誘発を絞り込んで特定していくのかについて解説します。
ラグのタイミングごとの誘発カード
どのタイミングで起きたラグで、どのカードの可能性が高いのか。
ラグのタイミングごとに可能性の高いカードをまとめてみました。
1ターン目ドローフェイズ、スタンバイフェイズ、行動前にラグ
このタイミングで発動確認がくるのは、フリーチェーン効果のカードでしょう。
可能性が高いのは
- 増殖するG
- マルチャミー・フワロス(相手の場0の場合)
- ディメンション・アトラクター
- アーティファクト-ロンギヌス
など。
モンスター召喚・特殊召喚後にラグ
モンスターがいる時に発動確認ラグがでるのは、先述のフリーチェーンに加えて、モンスターを対象にとる効果のカードです。
- 夢幻泡影
- エフェクト・ヴェーラー
- 飛翔するG
など。
召喚時に発動する効果より早く光った場合、その召喚自体を無効にする罠でほぼ確定。
- 神の宣告
などのスペルスピード3のカウンター罠が該当。
モンスターを合計5体召喚後にラグ
5回目から光りはじめた場合、ニビルでほぼ確定。
ただし、相手がかく乱目的にフリーチェーンカードをオンオフ切り替えていた可能性もあります。
効果発動にラグ
- 夢幻泡影(モンスター効果の場合)
- エフェクト・ヴェーラー(モンスター効果の場合)
- うらら(デッキをさわる効果の場合)
- PSYフレームギア・γ(相手の場モン0の場合)
- 屋敷わらし(墓地をさわる効果の場合)
- 幽鬼うさぎ
- ドロバ(サーチ直後)
墓地にモンスターがある場合
- 墓穴の指名者
- D.D. クロウ
- 深淵の獣(墓地に闇・光がある場合)
環境によっても異なるので注意
当然ながら、上記で紹介したものがすべてではありません。
環境によって採用率の高い誘発カードは異なるので、metaの採用率上位などを見て、現環境で流行っている誘発を把握しておきましょう。
metaの詳しい見方などは以下。
なぜ遊戯王の上達にMasterDuel Metaの活用が必須なのか?
注意。開始直後のラグは同期ラグかも
マッチングしてこちらの先攻でデュエル開始!となった際、相手の場が光ることがあります。
「さてはフリーチェーンのカードだな…?」と思うかもしれませんが、実は必ずしもそうとは限りません。
単に相手の同期が完了しただけの可能性があります。
プレイヤーの環境(スペックや回線状態)によって、開始時の読み込み時間は異なるため、お互いの同期がとれた時点でもピカッとラグが生じるようです。
ラグの対策(隠す方法)
ラグの発生タイミングによって、誘発がバレてしまうことを解説しました。ここからはバレないようにする対策について紹介します。
まずチェーン確認の設定を変更しましょう。
メイン画面→設定→デュエル→チェーン確認
「スイッチ+ホールド」がおすすめ。
デュエル中は右のチェーンボタンをオフにすることで、チェーン確認画面が出ないようにする(ラグを隠す)ことが可能です。
デュエル中は、基本はAUTOでよいと思います。ただうまい人ほどオンオフ細かく切り替えて、誘発を隠している印象。
オンオフできるのを逆手にとって、フリーチェーンのカードを持っている時に、意図した場所でのみラグを発生させ、相手を勘違いさせることも可能
フリチェカードをオンオフでニビルに見せかけたりすると、相手に展開を躊躇わせたりできることがあります。
光らない「オフラグ」も存在する。オンラインの仕様上、厳密には隠せない
ここまでピカッと光るラグを隠す方法を紹介しましたが、実はこれで完全にラグが隠せるわけではありません。
チェーン確認をオフにしても、ラグは存在します。
通称「オフラグ」です。
チェーン確認をオフにしていても、実際はコンマ数秒の見分けられる程度のラグが出てしまっています。
これはオンラインゲームの性質上、どうしても生じてしまうタイプのやつで、対策はできない模様。
以下の動画がわかりやすかったです。
ただ、こういう「誘発がどうしても透ける」という仕様を知っていることは、それだけで大きな武器になるはずです。
チェーン確認をオフにしてるから、誘発あるのバレてないはず!
と安心している相手の誘発をしっかりケアしていきましょう。
誘発読みは勝敗を分ける重要テクニック
誘発読みが勝負を決した事例があります。
世界大会、日本vsアメリカの準決勝。
日本代表選手が残り1枚の手札(ニビル)をチェーンオフで隠し続け、油断した相手が一気呵成に展開しまくった最大の場面で発動。相手の盤面を一掃し、逆転につなげた。
まさに誘発ラグのかく乱が、勝利に直結した好例です。
相手の手札を読み、自分の手札を読み取らせないことには、大きな利点があります。
マスターして戦局を有利に進めましょう。