FF7リメイク初見プレイの感想。AAA級の洋ゲーに匹敵する傑作
2021/10/31
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FF7Rをクリアしました。
想像を超えて良かったです。
私はFF7シリーズ自体が初です。
スマブラでクラウドとセフィロスは知ってましたが、予備知識といえばそれくらいでした。
でも、終わってみればとても良いゲーム体験ができました。
本記事では、その辺を語っていきます。
良かったところと、悪かったところの二段構成になってます。わりとネタバレあり。
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→FF7Rの世界観がシュールすぎる。剣と魔法と一般リーマンが同居するミッドガルがカオスw
FF7Rの良かったところ
最初は良いところから語っていきます。
- 海外AAA作品に匹敵するグラフィック
- 名曲揃いのBGM
- 熱すぎる戦闘演出の数々
- 想像以上の大ボリューム
- 印象に残るキャラクターたち
- 魅力的なサイバーパンク風味の世界観
- ロードがほぼない
では一つずついってみましょう。
グラフィックがすごい
まず驚いたのがグラフィック。
体験版の頃から思ってましたが、物凄い完成度です。
海外のメジャースタジオ作品にも引けを取らない、現状でPS4最高レベルのグラフィックだと思いました。
私は海外製のゲームをよくプレイしますが、日本のゲームをやるとグラのしょぼさを感じることが多いです。リソースの差に、国力の差も感じちゃって悲しかったりする。
でもFF7Rは違いました。
洋ゲーと真っ向勝負できるグラフィックです。
人物も精緻に描かれているし、表情変化も自然です。(表情って難しくて、「龍が如く」などはロボット的な不自然さがある)
風景も美しい。
ミッドガルのスラムや、見上げた空の建造物、遠景。各ダンジョンもディテールにこだわりがあり、臭いたつような雰囲気が感じられました。
海外メジャー作品とグラで戦える日本のゲーム会社って、もうそんなに多くない。スクエニの底力を感じました。(あとはコナミのMGSV、セガ龍が如く、カプコンバイオ、フロムソウルくらいだと思う)
FF7Rは惚れ惚れするようなグラフィックでした。美麗な映像でファンタジー世界を動き回れるって、やっぱりゲームは最高だな。
名曲揃いのBGM
BGMが良すぎた。
一つ一つの曲が耳に残り、思わずメロディを口ずさんでしまうような出来。実際今も聞きながらこの記事を書いています。ほんと名曲揃い。
バラエティも豊かで、しっとりバラードからテクノ調みたいなのまである。
戦闘BGMや、ボス戦、5番街スラム、陥没道路のBGMなどが特に好きです。
戦闘へのシームレスな入り方が秀逸。BGMも相まって盛り上がる
今作の戦闘突入時の演出が大好き。
個人的なツボなんですが、ムービーシーンと操作画面へのシームレスな演出が大好きなんですよ。FF7Rはこの点で完璧だった。
「さあ来い!」となって、そのまま暗転することなく、カメラがクラウドの背面に回りこみ、HUDがぱっとでて操作可能になる流れね。MGS4もそうだったけど、これ最高に好きなんですよ。
戦闘に限らず、プレイヤーに操作を渡す時、イベントの入出はすべてこの方式だったので大満足です。すべてのゲームがそうあってほしい。
しかも、戦闘はいる前の場面で、戦闘BGMのイントロが流れ出すのがめちゃくちゃ盛り上がる。神でしたわ今作。
イベント画面と操作画面がシームレスでっていうのは、ある程度グラフィックの質がないと厳しいので、その点でも今作のグラが高いということを示しています。
ボリュームが凄かった
今作のミッドガルド脱出まではだいたい原作の3割と聞いていました。でも想像よりずっと多くて驚きました。
ストーリーやBGMも序盤から出し惜しみなくリッチで、まさかこの熱量があんなに長く続くとは。
「ここまでかな?」と思ったところから、だいぶ長かった。
印象に残るキャラクターたち
本作はキャラクターたちも魅力でした。
FFシリーズって基本美形だらけで、男キャラはホストとも呼ばれるようなデザインのキャラが目立ちます。出るキャラ出るキャラ美形で、みんなマネキンのように見えてくる。
正直そういうのは好きではないんですが、いざやってみるとどいつも性格がいいので気にならなくなってくることが多かった。
敵味方とわず良いキャラばかりでした。
アバランチ、タークスや神羅の面々。みんなしっかり個性がある。
特筆すべきはやはりクラウドですね。
プレイする前はきどった中二病ホストみたいであまり良い印象ではなかったのですが、やっていくうちにどんどん好きになっていきました。
クールながらも時折見せるやさしさや熱さという二面性、そして未熟で青臭い部分が描かれていた。こいつ好きだわ。
主人公が好きになれるゲームは良いゲーム。
世界観が面白い
現代日本とサイバーパンクやら鉄鋼の雰囲気が混ざり合ったミッドガル。独特な雰囲気でとても良かったです。
その分、シュールなシーンもちらほらあり、ネタ的な意味でも面白かった。
FF7Rの悪かったところ
ここからは悪かったところ。
- 敵が硬すぎる
- 移動制限がめんどくさい
- マテリアシステムがめんどくさい
- ギャルゲー感がつよい
- 終盤が説明不足で意味不明
こんな感じでした。
バトルシステムは面白かったんですが、不満点も多かったです。
敵が硬すぎる
敵のHPが全体的に高い気がしました。
クラウドをメインに使ってたんですが、ブレイブじゃない通常モードのダメージ低すぎじゃない…?敵のゲージ全然削れないんですけど。
剣で斬る効果音がガキンガキン!というのもあいまって、敵がすごく硬く感じました。ボスクラスになると、20分越えとかもわりとザラでした。
HPは半分くらいで良かったんじゃないかと。
マテリア関連がめんどくさい
今作の戦闘システムの肝でもあると思うんですが、マテリアがいろいろとめんどくさかったです。
初期はマテリア穴が少ないので、使える魔法が限られます。敵の弱点がわかっても、戦闘中に入れ替えができないのでもどかしい。
付け替え操作自体も面倒です。
武器ごとにスロットが独立してるし、UIも良いとはいえない。
さらに育成要素があるので、育てるために付け替えとかする必要があって、選択に手間がかかります。マテリアの経験値も少ないので、大量の戦闘をこなす必要がある。
制限の楽しみがあるとは思うんですが、やっぱめんどいなと。覚えたやつは全部使わせてくれと思いました。
その他にもバトルパートの不満は少なくない
カメラワークに難がありました。
画面はじに行くと、全体が映らなくなり見づらかった。
エアロやブリザドなどの追尾系の魔法は、敵に当たらないことがあり、使い勝手が悪かった。
魔法の発動中につぶされるとATBごと消費してしまうのきつい。ジリ貧になると、立て直すのが一苦労です。
バトルパートは総じて、改善の余地が多いと思いました。
テンポを遅らせる演出が多い
鉄骨渡りや、狭い隙間、強制歩きなど、移動速度を制限される場面が多かったです。こういうテンポが落ちる演出は、周回するときにだるいんですよね。
あとは無駄にHOLDさせるレバーも多い。
硬いレバーとかならわかるんですが、軽そうなのにHOLDさせる意味がわかりません。
没入感あげるのはわかるんですが、それにしても多いと思いました。
ギャルゲー感がつよい
今作はクラウドのモテモテ珍道中ですね。
これは人によっては良かったところに入るかもw
とにかく会う美女会う美女がことごとく好感度マックス状態に即なるので、ギャルゲー感が半端ではありません。イケメンの日常体験シミュレーションかな?ジェシーもティファも発情しすぎ。
デレっぷりもベタなので、
これ何ゲーだよと思いました。
終盤が説明不足で意味不明すぎ
森羅ビルでセフィロスが登場してからの展開は意味不明すぎました。初プレイからすると、マジで意味わからんかった。
そりゃクラウドとセフィロスくらいは知ってますよ。でもメタ的な意味で知っているのであって、この作品内で二人にどんな因縁があるのか、どういう過去があって、どういう関係性なのかは知りません。
そこらへんの説明をちゃんとやってほしかった。それをすっとばしていきなり「宿命の対決」みたいにされても困る。
ジェノバとかも意味不明です。
なんかすごそうだけど、なんなんアレ?
フィーラーは一応なんとなくわかりました。ループ物が好きなので、いろんな悲劇を回避していく物語なのかなと想像して内心燃えました。(でもそれって原作を知ってる人じゃないと楽しめないですよね?私、知らないんですけど…)
森羅でルーファウスあたりまでは、ちゃんとストーリーについていけてたんですよ。でも、セフィロスから意味不明が加速しました。これがノムリッシュってやつか…。
それでも楽しかったFF7R
いくつか不満点もありますが、総評としては最初に言った通り、かなりポジティブな印象です。
FFシリーズを代表する作品のリメイクといって恥じないクオリティでした。すげーよスクエニ。
今から続編が楽しみです。
クリア後の今、サントラを聞いて世界観に浸りながら記事を書くくらいはこのゲームを気に入っています。
待ちきれないのでむしろオリジナル版もやろうかなんて思いつつあります。はーよかった…。